徳井正樹の「小坂山日記」

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2009年 05月 16日

樹アレコレ 7

今週、我が家の6本の樹を紹介してきましたが、そろそろけじめをつけるには、
15年前、5本から今ではその20倍はあろうかという
「孟宗竹」で締めくくりましょう。

日本原産の竹はマダケ、ハチクが有名ですが、
今では竹の代表格に扱われる孟宗竹は、中国大陸から入ってきたものだと聞いています。
驚くのはその時期です。
諸説有ってはっきりしたことは解りませんが、
大陸から琉球を経由して鹿児島に移植されたのが、概ね江戸時代中期。
たった300年あまりで、北国を除く日本全土に竹林として広がりました。
それを考えれば、15年で100本を超えるのにも頷けます。
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とはいえ、それには当然副作用もあり、
3年ほど前、お隣さんから家庭菜園に竹が伸びてきたとお叱りを受け、
境界部分の土中に60cmほどの隔て板を設置して事なきを得ました。
それからというもの、今の時期は我が家は筍狩りシーズンとなり、
土からわずかに顔を出した頃の”筍”と、旬を過ぎた”丈の子”を
半日かけて掘り出すのが、私の仕事となりました。

勿論その業務報酬は、
ビールの隣に付く「若竹の煮付け」となるのは言うまでもありません。

お後がよろしいようで!

徳井正樹
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by rijim | 2009-05-16 15:43
2009年 05月 15日

樹アレコレ 6

昨日の大風のお陰で、都心はもとより、
群馬もいっぺんに爽やかな空気に入れ替わりました。

今朝一番の仕事は蜂の巣退治。
ベランダのガラス屋根下に作られた直径5cmほどの巣でしたが、
洗濯物と一緒に畳まれても困るので、
養蜂用の網付き帽子に革手袋とスプレーを片手に
専用スプレーで眠られた後に一撃。
山の懐に住まうには、様々な仕事がつきものです。

さて今日は生き物つながりで、鳥が運んできた樹を紹介しましょう。
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8年ほど前でしょうか?
この樹の場所には可愛らしい「コハウチワカエデ」がありました。
しかし、土壌が合わなかったのか、虫が入ったのか、
残念ながら枯れてしまいました。

少しして、同じ場所に、ケヤキかシロシデに似た葉の幼木が現れました。
背丈80cmほどのオカメササの中から、光を求めて延びて上がって来たのですから、
相当の生命力と成長の早さです。 そのガッツに、
ヨシおまえ、ここで頑張ってみろ!」と励まし見守っていたところ、
まるで「ジャックと豆の木」の如く、あれよあれよとこの通り。
今では屋根より高い高木の仲間入りです。
残念ながらまだ正式な樹種ははっきりしませんが、
玄関前の顔として一役を果たしてくれています。

徳井正樹
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by rijim | 2009-05-15 14:54
2009年 05月 14日

樹アレコレ 5

写真の「ユキヤナギ」には思い出があります。

15年ほど前、親愛なる仲間が新妻をつれて
我が家に来てくれることになりました。
勿論大歓迎!  さて、二人を迎えるに当たり
何か秘策を考えていたところ、妙案を思いつきました。
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その少し前、二人の結婚式に参列させて頂いた時の事です。
真冬のバージンロードは、真っ白なチューリップに埋め尽くされていました。
なんと新郎は、新婦の好きな花を聞いて、
それをオランダから空輸して式場を飾ったとか!

その思いには到底及びませんが、
同じ白の花で、花自身に派手さは無いものの、
咲き開いた姿に歓迎の気持ちが重ねられればと思い、
ユキヤナギを二本植えたというわけです。

そのゲストとは、家づくりの会の田代ご夫妻。
おかげさまで、今では背丈の何倍もの高さになり、
春先の我が家の看板華になっています。

徳井正樹
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by rijim | 2009-05-14 08:35
2009年 05月 13日

樹アレコレ 4

今朝、5時53分。居間から見た「ヤマボウシ」です。
新築時、植えたときには枝幅2m、樹高3mぐらいでしたが、
16年後の今では枝幅6m、樹高5mほどでしょうか。
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ヤマボウシは、アメリカハナミズキの仲間。
でもそこは山紫水明の国らしく、
鈴生りに咲き誇るハナミズキとは好対照に、花はせいぜい枝に3輪程度。
緑葉の中を漂うような白い花は下からは見えず、
気をつけて探さないと気がつかないで過ぎてしまいます。

手前右に一輪咲き出したのは、黄菖蒲。
これからワッと広がって約一月半ほど楽しませてくれます。
中央左は、年に一度の「高崎一日 家づくり学校」の講演台。
今年も奥のベンチで30名ほどの受講者が、
拙い話を聞いてくださいました。

徳井正樹
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by rijim | 2009-05-13 10:24
2009年 05月 12日

樹アレコレ 3

今日は、この時期、もう最後の一輪になってしまいましたが、
一重の「シロヤマブキ」をご紹介しましょう。
これもお隣から8年ほど前に頂いた一株なのですが、
ボリュームとしては3倍ぐらいになりました。
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ヤマブキと言えば、まず深い黄色を思い起こしますが、
その中にあって白の一重は楚々として、
しばしば茶花で使われることもあるようです。
というと、私ごときの柄ではないのですが、
レンギョウや、ユキヤナギのような
賑やかな花が咲き乱れるこの時期には、
まあ一本ぐらいは良しとしましょう。 

晩秋から冬にかけて、花の数だけ左下の黒い実をつけるので、
春にはどんどん新芽が出ます。
増やす気になればそれも良いのでしょうが、
やはりこいつは枝を詰め、
一本だけ隠れ咲くぐらいがいいのでしょう。

徳井正樹
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by rijim | 2009-05-12 09:40
2009年 05月 11日

樹アレコレ 2

住まいの庭に植える樹の選定には様々ポイントがあります。
成長の早さ、遅さや、剪定のしやすさは勿論ですが、
庭に「奥行き」を感じさせる”ワザ”なども、
庭造りの楽しさの一つかもしれません。
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写真は、庭に面したデッキ奥に植えた「トサミズキ」。
丸く小さな葉が可愛らしさと、その遠近感を演出してくれます。
奥に植える樹ほど葉の小さいものを選ぶと、
実際よりもさらに深い距離を感じるというわけです。
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とはいえ、
すべてをそのセオリーで構成するなど素人にはとても無理。
この樹への最大の感謝といえば、
春先、梅の花と入れ替わるように、
黄色い可憐な花が庭先を明るくしてくれることです。

徳井正樹
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by rijim | 2009-05-11 10:17
2009年 05月 10日

樹アレコレ 1

風薫る五月。
唐突ですが、気持ちのよい日は外に出ましょう!
といっても、まだGWを遊び過ごした方々で混雑模様。
ならば、庭にでも出てコーヒーの一杯でも飲みますか!

今週は16年目に入った我が家の庭の”樹”をご案内しましょう。

最初の一本は、「ヤマモミジ」。
義夫妻から新築祝いで頂いたものです。
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モミジ、カエデの種類はその植生から多岐にわたります。
その中で比較的どこでも手に入るこのヤマモミジは、
育てるのにさして手間のかかる樹種ではありませんでした。
葉は中型、形も細くもなく一般的な手形モミジ、
紅葉時はちょっとくすんだ赤から黄色で落葉します。
見事な深紅とはいえませんが、住宅に似合う紅葉といえます。

家族で作った素人庭ですが、
植物の強さ、激しさ、そして優しさを
短い間ですが、お伝えしたいと思います。

徳井正樹
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by rijim | 2009-05-10 13:44
2009年 05月 03日

筍 その二

前便からつづき

厚さ10cm,60kgを遙かに超える石を持ち上げる筍は、
空き家の畳を突き抜けてそそり立っていた竹の昔の記憶を思い起こさせる。
しかしこの勢いは、、と思っていたら、持ち上げていたのは一本では無く大小二本。
しかも五枚手前の石の脇からも別の筍が顔を出している。
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家人だけが通る通路だから、跨いでいけるうちはよかったが、
皮の裏には青々とした肌を覗かせる若竹は、日に日に存在感を増し、
誰が見てもアプローチの主に納まっている。
私はその脇を「ごめんなさいよ」と除けて帰る日が続いた。
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そして昨日、いよいよ竹征伐の日がやってきた。
皮の手袋をはめた手には、年期の入ったスコップ、ツルハシ、クワの3本。
半分持ち上がっている石を体重をかけて手前に倒すと、アラ、びっくり!
若竹の根元には二本の筍が、縁の下の力持ちの如く石を押し上げていた。
それだけではない。
石の下にはまだ陽の目をみない筍の子が寝そべって時を伺っている。
これは征伐ならぬ大収穫!
もう一枚の石も剥がしての合計が、若竹三本、筍五本。
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久々の力仕事でまだ少々肩が痛いが、ツルハシのコントロールにまだブレはなく、
ビシッと決まった一刃が気分のいい休暇の幕を開けてくれた。
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徳井正樹
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by rijim | 2009-05-03 06:39
2009年 05月 02日

筍 その一

一月ほど前、アプローチの石段がぐらついてきた。

15年前、自分で造成した地面を少し掘って、
天端ならしのために砂を撒いただけの下地に、
渡良瀬川の上流で採掘された御影の屑耳石を
ただ敷き込んだだけの仕事だったので、
雨で砂が洗い流された故の、当然の不具合だ、と思っていた。
ただ、なかなか手が付けられず、この大型連休に片付けようと放っておいた。

しかし、そのぐらぐらは日ごとにひどくなってくる。
これは竹の仕業だな、と気づいた頃には、石段の脇から顔を擡げ、
「どうだ、すごいだろ!」、と言わんばかりの勢いである。

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2009/4/17 07:36
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2009/4/19 07:02
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2009/4/21 06:50

つづく
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by rijim | 2009-05-02 05:25