徳井正樹の「小坂山日記」

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2011年 01月 03日

柱の力

「柱」を意識する家がほとんど消えた。

構造材であるから、生活そのものに柱は不要だ。
合理的に考えれば、できれば柱など無く、
全てが移動、解放できる壁や窓で構成できる家が良いのかもしれない。
事実、それに近い住宅はたくさん出来ている。
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写真は若い家族が暮らす家。
大黒柱が食堂の脇で、この暮らしを支えている。
普通に考えれば邪魔な位置に違いない。
ちょっと無理すれば、無くすことも不可能ではない。
しかしこの柱こそ、この位置に必要な存在だと私は考える。

理由はたくさん在るが、一つあげるとすれば、
「象徴性」だろう。ただ、建物のそれではない。
この家族の世界で一つの居場所を特定し、
「やっぱり家が一番良いね」と安堵する心のシンボルでありたい。

”設計屋がそこまで出娑張るのはいかがなものか”
とも思われるかもしれないが、基本設計がまとまるまでの数ヶ月間、
その家族の新しい暮らしに何が必要かを建主とトコトン話し合い、
見いだした結論から生まれたこのプランを、
建て主は一発で承認してくれた。

そして今月、高崎から270km離れた福島県いわき市に一年点検で伺う。
さて、小さなお子さんがこの家を使い込んでいるか?
楽しみな時間を味わって来よう。

徳井正樹
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by rijim | 2011-01-03 08:40
2007年 03月 07日

設計職人日記、建ち上げます。

ひょんなきっかけからブログを建ち上げる事になりました。
設計職人の一場面を紹介する週間日記にしたいと考えています。
まずはご当地群馬での報告から、、、

題して「発見、アウトレット丸太」。

素材天国、群馬県!
これは群馬と東京を核に20年、住宅設計に携わって来た設計職人の実感です。
いわゆる自然素材で建てる住宅に使われる素材と言えば、
木材、石、土、瓦、紙、などが思い浮かびますが、
群馬はそのすべてが産出される首都圏では希有な地域です。

しかし、秋田杉、大谷石、京都聚落土、三州瓦、美濃紙など、
誰でも知るブランド素材はほとんど一つもありません。
つまり、2番手素材。でもこれが私には魅力です。
何故かって?、、それはアウトレット感覚で素材調達が出来るからです。


写真は昨日決めて来た栗の丸太。梁に使います。
業者も厄介者がはけたと喜んでいるぐらいですから、
価格は二人で銀座ランチをするよりも安く手に入りました。
今から吹き抜けの居間に掛かる梁が楽しみです。

これは本の一例です。
丸太一本にもミツコシからムジルシまで色々あるので、
素材使いは建築家として楽しいイベントです。

徳井正樹f0133377_1805317.jpg
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by rijim | 2007-03-07 12:30