徳井正樹の「小坂山日記」

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2007年 06月 05日

6軒を巡る「夢と賭け」

群馬県太田市で新しい試みが進んでいる。
いわば、クライアントと建築家の夢と賭けが融合した
たった6家族のためだけの集合住宅だ。
まだ公開していないから関係者のみのコメントだが、
鉄筋屋も大工も設備、電気の現場担当者の誰もが、
『これが賃貸住宅?』と驚きの声を上げている。
f0133377_920722.jpg
なにせその仕様は、1年半かけて一軒づつ造り上げて来た
超こだわりの戸建て住宅とほとんど変わらないばかりでなく、
一軒ごとに異なる樹齢100年に迫る大黒柱を始め、
吹抜に架かる丸太梁、無垢の厚板床を使い、さらに
その間取りは、ほぼ4面が庭に面すという代物だ。
多分こんな賃貸は群馬はもちろん、関東では
まずはお目にかかれない物件である事は間違いない。

完成はこの秋。
さて、どんな6家族がこの小さな集落に
息を吹き込んでくれるのだろう。
ただしこれは大きな楽しみである以上に、
大きな賭けである事も、また事実である。

徳井正樹
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# by rijim | 2007-06-05 09:22
2007年 05月 28日

こんどは"黒化粧"

拙宅から犬の散歩でいける観音山で現場が進行している。
2ヶ月半前、”白化粧”されていたこの山荘住宅は、今「黒化粧」。
左官下地の衣に包まれている。

f0133377_922985.jpgこの間進んだ工事内容は造作工事。
窓枠やドア枠など、いわば輪郭線に当たる部分に棟梁の技が冴えている。
とかく、外壁や屋根など広い面積に関心が奪われがちだが、
この「造作」そして”下地づくり”の善し悪しが、
住宅の質を決めると言えるだろう。その点、
この棟梁の技量は私自身も太刀打ちできないほど高い。

ここからの私の仕事は、8/15に行なわれる「花火大会」が
まるで建て主にとって竣工式の余興のように
仰ぎ見られるよう”状況”を整える事だ。

徳井正樹
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# by rijim | 2007-05-28 09:05
2007年 05月 25日

やっと中学生

家の年齢は、50歳ぐらいまでは人のそれに近い気がする。
そこからの50年は人の半分で、さらにそこから100年は人の四半分ぐらいか。
人間が100歳なら家は75歳。家が100歳になるには200年掛かる勘定だ。
もちろんこれは私の勝手な計算法だが、まんざらでも無かろう。
人間と同じように、時間が経ってからこそいい味がでてくる、、
そんな家がいい。
f0133377_1855517.jpg我が家は今年13歳、やっと中学に入学した程度だ。
反抗期はあるかどうかは別としても、これからが伸び盛り、
背負う期待にも応えて行かなければならないのは、人も家も同じである。

f0133377_1858813.jpg上が竣工時、下が現在の拙宅。
中学生にしては大分ひねた顔つきにも観えるが、
家の10年など、まさにアッという間に過ぎていく。

徳井正樹
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# by rijim | 2007-05-25 19:02
2007年 05月 14日

復活!瓦達磨窯

屋根瓦を通じての大親友、小林保さんの10年構想の夢が実現した。
500年の歴史を持ちながら昭和中期に事実上消滅した「達磨窯」の復活だ。

約40年前まで全国何処でも、屋根瓦は薪を使い土で築いた窯で焼かれていた。
高度経済成長とともに様々な背景が重なり、燃料は薪から重油、
そしてガスに変わり、窯は土からレンガや鋼製の変遷した。
その経緯は、是非「屋根舞台」のホームページを覗いてほしい。

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とにかく、半世紀近くの間誰も見向きもしなかった瓦の窯を、
小林さんは、業界内部、行政、文化人、そして地域の人たちを巻き込み、
地元甘楽町の丘陵に10年の歳月を掛けて完成させた。
快晴の5/12(土)。その初窯式が盛大に行われ、その挨拶の中で
役人、職人、文化人ともに、小林さんの夢を共有した志が熱く語られた。

甘楽町長はじめ、各界の顔が並ぶ100人を越える祝賀会でも
経済や地位の序列を全く感じさせないその時間に満ちていたものは、
「地域文化への誇りと、その再認識」であったに違いない。
一人の男の夢が本人も想像だにしない広がりに育ち、
そのほんの一旦に協力できた事に感謝せずにはいられない。

徳井正樹
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# by rijim | 2007-05-14 13:36
2007年 05月 08日

開校準備

今年も「高崎一日、家づくり学校」の季節が来た。
年に一日とは言え、11年もよく続いたものだと自分でも驚くほど、、。
今回で13回。約5〜600人の方々に拙い話を聞いて頂いた。
この場を借りて、「あらためて感謝」である。
そもそもこの取り組み、大上段な表現をお許し戴ければ、
『ひょっとして、あまりにも当たり前の事を、
           建て主達は気づいていないのではないか?』
という、私の思い込みから始まった。
それは、在る時は私の誤解であり、在る時は受講生らの頷きでもあった。
一言で申せば、折角、一生一度の大一番の家づくりの中で、
その味わい方とも言える””建て主としての心構え””とでも言えようか。

この日記でこの先を話すと長くなるので割愛させて戴くが、
一日とは言え”自宅全体が教室に変わる”この準備が大変な大仕事なのだ。
我が家では成立前から家族から訴えられ続けている個人情報保護法だが、
それはこの家に生まれた運命と思ってくれと暖かく無視し、
居間を片付け、私の場所だけ特に雑然とした食卓周りを片付け、
ガスコンロ、レンジフード、洗面所、物干、ボイラー室掃除、
と、この辺りまでは常識としても、野外講義の青空教室整備のため、
この時期一斉に葉を落とすモウソウ竹の枯れ葉を掃き清め、
逆に葉を垂直に伸ばすオカメ笹、寒竹、スギナ、コグマ笹らを、
刈り込み+集め+乾かし+燃やしきらなければ、
とても「ベンチにお掛けください」という状況には至らない。
五月連休はいつもこの前仕事で埋まることになる。
まさに半年遅れの大掃除、、まあ効率の良い運動ではあるが。

今年の開校日は、6月3日の日曜日。
11年間ほとんど晴天だったので、今年も何とか降らないで願うばかり。

徳井正樹f0133377_9583271.jpg
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# by rijim | 2007-05-08 12:31
2007年 05月 02日

リホーム

もう26年前だから21歳の頃か。
最初に勤めた事務所でトップライトの形状だけを任された住宅のクライアントの紹介で、
築35年のRC住宅のリホームを手掛けている。
当時、住宅を鉄筋で!、とくれば当然それなりのコストが掛かったのだろう。
しかしいざ内部を解体したら昔懐かしい”縁の下”の匂いがする。
つまり床の下はパサパサに乾いた土のままだ。
だからと言って、すぐさまそれがどうのではないのだが、
そこはやはり足元から固めねばと補強の土間スラブを打った。
f0133377_13111219.jpgすると”解体跡地”はいきなり腰の据わった「現場」に生まれ変わった。
これでこれから補強も含め約4ヶ月の工事が始まる機運が一気に高まる。
改修工事は全て現状を把握調整しながらの作業だけに、
工程の組み方の深いノウハウが必要になる。
f0133377_13114082.jpg夕べ打ち込んだ工程や納まりのデータを見せながら指示を出す現場監督こそ、
リホーム工事の立役者である事は言うまでもない。

徳井正樹
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# by rijim | 2007-05-02 13:13
2007年 04月 23日

足場バレる

竣工まであと2〜3週間、現場では左官の最終工程が進む。
ちょうどその頃になると足場がバレ始める。
この足場、現場仕事になくてはならないものだが、
コト左官職方達にとってはまさに仕事の舞台。
f0133377_13291894.jpg写真は一枚の足場板に3人が載って漆喰の仕上げ塗りの真っ最中。
もちろん3人が一糸乱れず鏝を挽くのでは無いので、
誰かが少しでも不自然に動いたなら板は軽く5cmは上下する。
しかし仕上げの指示は2枚目の写真。
f0133377_13332026.jpg
細かな骨材が入った粘る漆喰を基材として、
水平に鏝を移動させる事で生まれる不連続な水平ラインが入る絶妙な仕上げ。
不安定な板の上でなぜ水平に刷毛引きが出来るのか?
もう10年来仕事をお願いしている「シモダ左官」マジックだ。

徳井正樹
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# by rijim | 2007-04-23 13:40
2007年 04月 16日

100km通勤、13年

高崎:東京。片道105km。
なぜこんな地球儀でも辿れるほどの通勤を選んだかのかは、
何れ綴ることにするが、
一日往復210kmの新幹線通勤が13年目に入った。
自分で加算するのも嫌な数字だが、一年でほぼ5万キロ。
12年で60万km。もう地球を15周も回っていることになる。
考えただけで目が廻る。命尽きるまでには何十周すればいいんだろう?

f0133377_16352423.jpgもっともこんな事考えたのは今が初めて。
普段は約一時間の車窓から2〜3週間の季節差を楽しんでいる。
今の時期ならサクラやレンギョウなどの花の時期。
都心は散っても高崎では満開。
でも、もう少しすると楽しみなるのが、大宮高崎間の田園風景だ。

大規模農業とはほど遠いこの地域での田植えでは、
家族の日程が合った兼業農家から先を争うように水を張り、
黄金色の麦畑が週末を挟んで一気に水田に変わる。
それはまさにパッチワーク。
実家や親戚が農家なら、こちらが設計屋だろうが何だろうが、
きっとこの時期は「絶対にこの日!」と拘束されるのだろう。
日本のフツーのお米はこうした家族協力に支えられているに違いない。

徳井正樹
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# by rijim | 2007-04-16 16:57
2007年 04月 09日

手形瓦

瓦にこだわって15年以上が過ぎた。
風土瓦の探訪から新作瓦の開発まで、その間の紆余曲折は別に機会とするが、
”瓦あそび”が身近となったお陰でクライアントに一つの楽しみが生まれた。
家づくりのプロセスを刻印する意味を込め、家族全員の「手形瓦」を作る事だ。
もちろんこれは新屋根開拓集団「屋根舞台」をはじめ、
地場産業である群馬の瓦関係者の懐深い協力無しには実現しない。
クライアントにも決して安っぽいサービスで無い事をしっかり話し、
十分理解して頂いたところで、甘楽町の小さな瓦工場を毎回訪ねている。

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泥あそびが子供の世界からも消えかける時代だから、
鬼瓦用に熟成させた粘土に触れ多途端に親も子供も興奮し始める。
艶かしいほど柔らかい土に掌の触覚が吸い込まれる感覚など、
陶芸経験者でもなければ想像すら出来ないらしい。
私は勝手ながら、このサプライズと触覚の記憶に、
家族皆で臨んだ家づくり体験を重ねて欲しいと願う。

30年も過ぎたいつか、玄関脇の手形の子供が親となる。
そして必ずどちらともなく「この手形瓦は、、、」と喋り出すだろう。
「家」と「家族」はそんな間柄でありたい、イヤ、あるべきダ!

徳井正樹
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# by rijim | 2007-04-09 18:17
2007年 04月 07日

軽井沢3

今日はドライブを兼ねた現場監理。
そろそろ散り始めた高崎の桜並木を抜け、桃の花が満開の榛名町を潜り、
まだ芽吹き前の二度上峠を駆け上り切ると、正面に浅間山の東峰が広がる。
この景色は実にいい。
現場のここ頂から見下ろす明るい森の中だ。

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クライアントにこうは話せないが、ここ数年で一番ローコストの現場。
もっとも週末山荘だから規模相応。そのプリミティブさが気に入っている。
まるで不審者のようだが周囲から遠巻きに骨格を確認してから、
徐々に建物に近づいていく。
広い敷地だけに”何に向けて何処に置くか?”に苦心したが、
メインとなる数本の大木を室内からの軸線に据えた事が巧くいったようだ。

つづく

徳井正樹
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# by rijim | 2007-04-07 17:42
2007年 04月 02日

素材から部材へ

先日の「板材選定」の続き。
材木市場、丸太買付け、製材乾燥、板材選定、造作加工を経て
キッチンカウンター、枕元の絵本用棚板、間仕切りスクリーンなどなど、
丸一年掛かって、ようやく「行き場の決まった部材」が現場入りした。

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加工段階では、それぞれの板の役割を十分理解してくれた現場監督が、
ステンレスビスがねじ切れてしまうほど堅いアサダやブナを、
棟梁と一緒に一枚一枚手加工でツルツルに仕上げてくれた。
これなら引越を2ヶ月後に控え、
先日生まれた赤ちゃんの柔らかい肌も傷つける事無く、
新しい暮らしが安心してスタートできる。

さあ、造作工事最後の追い込み!
これから現場には多くの業種が入ってくる。
現場の皆が一番嫌う”混乱と手戻り”を起こす事無く、
如何に行儀よく仕上げる事が私と監督の使命である。

徳井正樹
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# by rijim | 2007-04-02 17:39
2007年 03月 29日

軽井沢2 森の中の上棟

幹周り3mの大木があちこちに林立する敷地に
我々でも手に届く(かもしれない)
小さな山荘が姿を現しはじめた。

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拙宅から車でゴキゲンなタイトコーナーを攻めながら1時間半。
一斉に芽吹く新緑。
猛暑の高崎とは別世界の爽快な真夏。
深い落ち葉を踏んでのアプローチ。
そして真っ白な森の中での長い夜。
(こんな環境にもう一つの棲み処が在ったなら!?)

写真手前の黒い固まりはなんと凍土。
湿潤な寒冷地という軽井沢特有の環境ゆえ
地面から持ち上げたスタイルが、
昨年来出没するイノシシなどの動物避けにもなりそうだ。

竣工まであと3ヶ月余。
ゆっくり、じっくり流れてほしい時間だ。

徳井正樹
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# by rijim | 2007-03-29 18:37
2007年 03月 26日

軽井沢

今、軽井沢で小さな別荘の計画が進んでいる。
10年前にお目にかかってご自宅を手掛けさせて頂いたご縁での計画ゆえ、
建物が建ち上がるまでの時間に一番大切な「互いの信頼と理解」が土台に在る。
設計者冥利に尽きる環境が時計の針を留めたり進めたりの足掛け5年。
ドライブがてらオフシーズンの敷地を何度も訪れたり、とても楽しい仕事である。

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写真は3年半前の紅葉の敷地。

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こちらは基礎柱だけが雪面から飛び出したこの冬の現場。

そして今週、この現場が上棟を迎える。
小さな建物だけに土台から棟上げまで一日で建ち上がる予定だ。
その待ち遠しさと言ったら、多分クライアントよりも、、、。
だって、自分でもこんな山荘が欲しいから!

徳井正樹
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# by rijim | 2007-03-26 15:28
2007年 03月 16日

白化粧

記録的な暖冬で"白化粧"とは?
窓の無い現場写真をご覧あれ。
建物はこのまま約一月の冬眠に入る。

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上棟から一ヶ月、構造体と屋根工事が終わると次は造作に入る。
造作工事は、間取りに従って窓や扉の枠回りを固め、床、天井、壁への進む。
ただし住宅の場合、例えばドア枠一つとっても、
玄関、勝手口、浴室、寝室が一つづつしか無いので、
まずは現場監督と設計屋が打合わせをしてミリ単位の原寸加工図を作成し、
それを基に一本一本全て異なる寸法加工を事前に下小屋で準備してからでないと
大工さんは現場に入れない。
その期間、約一月かかる訳だ。

そこでこの現場の場合、建物全面に防湿シートで覆うことで、
防塵、防湿を図りながら温室と化す内部で木材の乾燥を進めた。
この判断は現場監督の功績!
斜面なりに埋め土した地盤の落ち着きや床暖房配管の圧力試験などにも
この時間が有効に作用しそうだ。

この監督とは5〜6年で数カ所の現場を一緒にまとめて来た。
その信頼感、一体感は、クライアントの見えないところ、
こんな形で花開いている。

徳井正樹
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# by rijim | 2007-03-16 10:02
2007年 03月 14日

板材選定

一年前、雪残る山中に丸太を買い付けにいきました。
樹種はアサダ、ブナ、ヤマザクラ、クリなどなど。
その事はいすれ書こうと思いますが、建て主が自分で決めて来た材木が、
製材、天然+人工乾燥を経て板材を変わり、
ようやくテーブルやカウンターに生まれ変わる「前日」がやってきました。
前日、つまり一枚として同じものが無い中で、
適材適所、何処にどの板を当てはめれば、
最も美しく無駄なく割り振れるかを決める日です。
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実はこれがとてもとても難解なパズル。
組み込まれる先は一ヵ所として同じ寸法が無い中で、
木目、反り加減、割れなどダメージの強弱を巧く噛み合わせながら
それぞれの部位に行きつ戻りつ決めていきます。
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この割り振り、役者が舞台衣装を悩んで決めるのに近いかもしれませんね。

徳井正樹
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# by rijim | 2007-03-14 18:08
2007年 03月 11日

確認して前に進む

今週のヒット場面をご紹介します。

写真は、築35年住宅を全面リホームする計画で、
実施図面が完成し、ケンケンガクガくの予算交渉の末、
無事工事契約を迎えるタイミングに、建て主と一緒に工務店を見学した時の一枚です。

誰でもそうですが、目に見えないものにサインをするのは不安です。
そこで私は工事契約前に、
自分の家を、どんな考えを持つ誰が、
どんな準備が出きそうな何処で、
日頃手慣れたどんな素材と使って造ろうとしているのかを
必ずご自身の目で見て頂く事にしています。


工務店の下小屋で乾燥が進む杉の征目板を前に、
社長が「この板で障子を作りましょう!」と持ちかけました。
建て主は『この木でか!』と感慨深げに手で撫でていました。
こんな事に積み重ねが、住み慣れた家を改築してまでも進めて来た計画に
『これで良かったな。』と感じて頂けるのかなと考えています。

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# by rijim | 2007-03-11 08:32
2007年 03月 10日

今朝の我が家

トサミズキが半月も早く咲き出しました。

裏山が芽吹く頃が一番いい季節。
少し肌寒い庭で焚き火をしながら一杯頂くのが待ちどうしい限り。

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# by rijim | 2007-03-10 10:01
2007年 03月 10日

栗丸太梁 完成

皮をむき8面体になったクリ丸太が、居間の吹き抜けに架かった一例です。


これもアウトレット物ですから節跡があったり、細かい乾燥割れは出てきますが、
むしろそれが私には魅力に映ります。

徳井正樹


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# by rijim | 2007-03-10 06:46
2007年 03月 09日

朽ちかけた丸太のはずが、、

アウトレット丸太の行く末をご覧にいれます。
昨日の丸太そのものではないですが、同じ加工を施します。
樹種はクリです。
栗拾いで見かけるクリの木は、横に枝を伸ばし高さはせいぜい4〜5m程度ですが、
今回木から材木に料理させる丸太は、深い森の中で光を求めて真っすぐ上に伸びた
直径50cmを越える大物です。

これをただ四角に製材するのでは、アウトレット物の底力を生み出す事は出来ません。
そこで写真のように8面皮むきに仕上げるとご覧のように板目が浮き上がり、
丸太に近い形を維持する事から無理は製材に起因するねじれや歪みも抑えられます。
こんな材料、材木屋には決して並んでいません。
異端児的な一品物を大胆に料理して、自分の家に組み込む。のが私流です。

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# by rijim | 2007-03-09 15:07
2007年 03月 07日

設計職人日記、建ち上げます。

ひょんなきっかけからブログを建ち上げる事になりました。
設計職人の一場面を紹介する週間日記にしたいと考えています。
まずはご当地群馬での報告から、、、

題して「発見、アウトレット丸太」。

素材天国、群馬県!
これは群馬と東京を核に20年、住宅設計に携わって来た設計職人の実感です。
いわゆる自然素材で建てる住宅に使われる素材と言えば、
木材、石、土、瓦、紙、などが思い浮かびますが、
群馬はそのすべてが産出される首都圏では希有な地域です。

しかし、秋田杉、大谷石、京都聚落土、三州瓦、美濃紙など、
誰でも知るブランド素材はほとんど一つもありません。
つまり、2番手素材。でもこれが私には魅力です。
何故かって?、、それはアウトレット感覚で素材調達が出来るからです。


写真は昨日決めて来た栗の丸太。梁に使います。
業者も厄介者がはけたと喜んでいるぐらいですから、
価格は二人で銀座ランチをするよりも安く手に入りました。
今から吹き抜けの居間に掛かる梁が楽しみです。

これは本の一例です。
丸太一本にもミツコシからムジルシまで色々あるので、
素材使いは建築家として楽しいイベントです。

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# by rijim | 2007-03-07 12:30