徳井正樹の「小坂山日記」

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2008年 10月 17日

素っピン洗面

とある現場で話。
すべて本物を用いプリミティブな存在感を醸し出しつつも、
コストは極限に近い安価で洗面台を作る。
その答えが下の写真です。
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化学教室で使う陶器製実験流しに、身障者用のレバーハンドル水栓。
タモ材の台座は現場の大工半人工で納まりました。
収納は空間だけ用意してそこに藤編の小箱などで対応。
なんとも素っ気ない作りですが、仕上がってみるとこれがナカナカ。
ほとんど壊れる部位が無いので水栓の寿命が来るまで、
多分30年はノーメンテナンスでいけるでしょう。

徳井正樹
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# by rijim | 2008-10-17 10:40
2008年 10月 09日

仕事場

現場回りでいつも立ち寄る場があります。
何の変哲も無い田舎の田んぼです。
その辺りは商店はおろか自販機も無く、
半世紀前と違うのは稲刈機ぐらいでしょうか。
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その機械を操りながら実りを収穫する老夫婦。
何とも羨ましい光景でした。
毎年同じ大地を仕事場とする生活の苦労とその味わい。
それに比べ、毎回変わる現場を飛び回る我々は、
まるで旅役者のようです。
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一週間後に訪ねる稲はキレイに刈り取られ、
残った稲藁も丁寧に束ねられていました。
無い物ネダリではありますが、
動かぬ仕事場と動き回る仕事場。
何故か、この場に来るとシャッターを切っています。

徳井正樹
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# by rijim | 2008-10-09 11:20
2008年 10月 03日

一石三鳥の網戸

古民家改修で小さなアイデアが思いつきました。
納戸に残る数十本の古建具。
今では何処にどの建具が納まるのか現主でも不明とか。
そこで4本あった障子を縁側の網戸として復活させようと試み、
和紙の代わりに銅網を張ってみました。
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真ん中の時代物の硝子も手伝って、これがなかなかいけます。
ここだけ残っていた銀色のアルミ網戸と交換すると、
銅の弱さを障子の組子が助け、お金をかけずにまずまずの風情です。

低コストもいいのですが、それよりも残っていたものが使えて
納戸の荷物が減ると一石三鳥が何よりです。

徳井正樹
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# by rijim | 2008-10-03 13:24
2008年 09月 24日

彼岸

彼岸(ひがん)とは、煩悩を脱した悟りの境地のことらしい。
煩悩や迷いに満ちたこの世をこちら側の岸、
「此岸」(しがん)と言うのに対して、
向う側の岸を「彼岸」というのだそうだ。
無論、我が身は「此岸」の真っ只中。
  まだまだ向こう岸には渡れそうもない。
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実りを迎えた田の畦に咲くの彼岸花は、
黄金色の稲穂をどんな思いで見守っているのだろう。

思えば、自分の父親を年齢を超えるまでアト3年。
さて、どう生き様をさらそうか。

徳井正樹
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# by rijim | 2008-09-24 13:31
2008年 09月 20日

瓦窯イベント

台風一過の群馬県甘楽町。
今日JRと組んだ町を上げての大イベントが行われています。
群馬県最大面積を誇る大名庭園から去年復元した瓦窯まで、
10カ所を巡るハイキングは、先週末までの締め切りで
250名の申し込みがあったと云うから、まずまずは大成功でしょう。
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昨夜から火が入った窯は今日の夕方まで焚き続けられ、
その脇では参加者自らが自由に刻印できる「手形瓦」の体験など、
好天に恵まれ大いに賑わっています。

私もこれから瓦の製造工程を紹介する「ギャラリー瓦窯」へ応援に。
どことも合併せず人口1万5千に満たない小さな町の一大行事、
屋根瓦の魅力を多くに人に伝えてきます。

徳井正樹
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# by rijim | 2008-09-20 13:03
2008年 09月 18日

15年目の床

 決してキレイとは呼べない写真。15年目を迎えた拙宅の床です。
ご多分に漏れずにジリ貧の建設コストゆえ、銘柄でなく価格重視で決定。
素材はブナ。板厚15mmの乱尺張りで、北海道江差から運ばれてきました。
道南が北限のブナですから、函館から長万部辺りの山懐が故郷でしょう。
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 一度も塗装せずに家人の脚油で磨かれるとこんな感じになります。
よく観察すると、水がこぼれて白く抜けた跡があります。
多分水道水に含まれる塩素で漂白されたのでしょう。
 また、不連続の継ぎ手の両サイドに色違いが在ります。 
これは多分半自動半手動のローテクのフローリング加工過程で
機械から板を引き抜く時に、仕上げ面を余計に研磨してしまって
板の端部が薄くなりったことが原因でしょう。
張り上がると僅かながら段差ができ、脚油の磨きが届かなかった故の色違いです。

 勿論これを防ぐためには、床全面のサンダー掛けを徹底すれば問題ないのですが、
まあ自分の家ですからこれで十分。
いや、クライアントの家だって同じでいいでしょう!

徳井正樹
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# by rijim | 2008-09-18 13:48
2008年 09月 15日

百年の夜明け

百年民家が明日生まれ変わる。
75日間の改修期間は百年の時に比べれば余りに短いが、
家も個人も社会も国家も”変革の時”は、振り返れば一瞬だ。
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しかし、その現場に携わる人のエネルギーは、
ピストン内の圧縮燃焼工程の如く、その理念と周到な準備が生む
緻密な組み合わせとその爆発力が正比例して初めて結果が出る。

建築現場は一期一会。
三連休は別世界の生活時間で廻っているらしい。

徳井正樹
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# by rijim | 2008-09-15 20:06
2008年 09月 12日

嬉しい見学会

少し前になりますが、嬉しい見学会に誘われました。
5年ほど前に事務所を円満退職した小久保さんの仕事を
初めて視る機会に恵まれたのです。
独立してガンガンやるタイプには見えない彼女でしたが、
現場には必ず作業服で行く頑張り屋は施主からも工務店からも好かれ、
もう既に幾つかの現場を実現するほどに成っていました。
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綺麗にそして優しさが滲み出るほどにまとめられた家を前に、
建て主に見学会と彼女への設計依頼の感謝を申し上げながら、
一つ聞きました。経験の浅い設計者への設計依頼の本音を伺うと、
「小久保さんを嫌いな人はこの世にいないでしょう。」の明快答!
その彼女が一所懸命取り組めば、きっと回りが助けてくれるはず、と。

この一言がこの日を素敵な記憶に変えてくれました。
小久保さん、これからも頑張ってね!!!

徳井正樹
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# by rijim | 2008-09-12 10:53
2008年 09月 08日

築百年。変わる蚕室

先週紹介した百年住宅の続報です。
いよいよ漆喰天井が塗られ始めました。
真っ暗だった部屋はまるで繭の内側に居るような明るさです。
当時の主のお蚕さまにはどう映っている事でしょう。
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もうすぐ竣工を迎えるこの空間には大きなイーゼルが座り、
静かなクワの刃を噛む音から、カンバスを疾る筆での音に代わります。
南窓からは、バリのライステラスを思わせるくねった畦が交差しながら
そろそろ黄金色に染まる稲穂を臨み、
夕暮れからは北窓から秋の音が心を鎮めさせてくれます。
いいなあ、、、。
これも百年の松梁がここの森羅万象を治めているからでしょう。

徳井正樹
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# by rijim | 2008-09-08 17:03
2008年 09月 05日

15年目のヤマボウシ

今週、百年から始まって22年まで来ましたが今日は、
移植15年目を迎える我が家のヤマボウシ。
新築記念にと妻の両親が植えてくれました。
この樹はハナミヅキと似ていますが、花の数が少なく
楚々としたところが気に入っています。
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ところが今年、気象の変化なのでしょうか?
今までに無いほど多くの白い花をつけました。
例年は数が少ないのが良いのだと自分で云っているくせに、
華やいだその姿を見ると「来年もこのくらい咲くと良いなあ」、、と。
全く気分なんて勝手なもの。
その程度にしておかないと、樹も人間も永続きしないのかもしれません。
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写真中央がヤマボウシ。下に映っているのは野外教室のベンチです。
毎年ここで「高崎 家づくり学校」を一日だけ開講します。
これは今年13年目。いつまで続くか解りませんが、
ここまで来ると、地域人の楽しみとしてやっています。

先週今週はまさに「季節の変わり目」を感じますね。
今月末は一世一代の大行事の締め切りがあります。
体調に気をつけて頑張らないと!

徳井正樹
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# by rijim | 2008-09-05 11:59
2008年 09月 03日

22年目のYチェア

昨日のスツールの話から二つの言葉を引き継いで、
今日は22年目の椅子を紹介します。
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写真は我が家で結婚以来愛用してきたYチェアです。
多少の傷は有りますが、ブナ材のフレームはまだびくともしていません。
ただご覧の通り、座面の紙製コードが擦り切れて修理に出す事になりました。
イヤ、決して原因は体重では有りませんので、其処のところは誤解無き様。
一月後にはパーンと張った座が、また20年をお尻を受け止めてくれるでしょう。

それにしても毎日使って22年。文句も言わず人間よりも元気です。
そういえば、他の4つの椅子も、22、20、15、8年。
何れもしっかり私たちを支えてくれています。

人の年齢と歩調が合う道具は良いですね。
そして家は、それらを代々見守っていって欲しいものです。

徳井正樹
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# by rijim | 2008-09-03 22:12
2008年 09月 01日

22年越しの握手

前回お話しした古民家からすれば、ちょうど百年若いわけですが、
今日は築15年を迎えようとしている我が家の玄関での話。

土間との段差は15cm程なので段差は苦に感じないのですが、
紐靴を履く時には低すぎるのでスツールで対応しようとなりました。
値段も手頃だったので仕方が無いのですが、無骨な素材だらけ玄関に似合いそうな、
やや毒気の有るモノが見つかりました。
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南方系の広葉樹の根っこを刳り貫いただけのボディーに、
ペタンとした薄いウレタンに黄色の平織綿が被されただけの座面が乗っただけで
それは如何にも安っぽい代物でした。「座面だけでも交換したいな」と、
知り合いの工房を卒業した椅子張り作家に話をしたら
とても面白がってくれ、写真の素敵な赤革のスツールに生まれ変わりました。

出来上がりを新宿の牛鍋屋で受けとりながら話を聞くとびっくり!
なんと22年前、事務所を立ち上げた頃、仕事が無い私に家具の図面描きの仕事を
分けてくれた芝の家具屋で修行したとの事。
そしてこの赤皮はそこを円満退社の日、卒業祝いに頂いた貴重なものでした。

あの頃の縁が、人と時間と偶然を繋ぎあわせながら、
このスツールで握手をしたのだと感じました。
今は名実共に我が家の家宝として愛用しています。

徳井正樹
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# by rijim | 2008-09-01 10:32
2008年 08月 30日

百年の夢、家を棲み継ぐ

北京五輪が隣国の百年の夢と報じられていましたが、
百年という時は家にとっても夢に値する時間かもしれません。

今年、群馬で楽しい仕事を任されました。
十年前に知人から買い受けた家の2度目の大改修。
といっても築115年の養蚕農家です。
建て主は画家、妻と娘が無農薬のケーキとパンを家で焼いています。
とてもユニークで仲のいい3人家族で80坪の内約半分で暮らしてきました。
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「機が熟した」と感じた今回の改修は、ほとんど使ってこなかった2階部分。
百年前、外貨を稼げた唯一の輸出品シルクの母であるお蚕が暮らしていた場所です。
写真はそこに現れた地松の大梁。多分裏山から伐り出したのでしょう。
今度はここがご主人のアトリエになります。

売り主が知人とは言ってもその先代、先々代となれば赤の他人。
百年前の建て主から見てもそれは同じ事。
その赤の他人が魅力を感じて誰かの家を棲み継いでいく。
まさに個人でなく社会の財産の継承。その手助けを仕事として参加する。
楽しい仕事です。

徳井正樹
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# by rijim | 2008-08-30 07:53
2008年 01月 27日

上棟

決して派手さはないが、平面断面とも棟梁を悩ませた住宅が上棟した。
規格住宅に囲まれた分譲地内で最後に一つ残った東南角地、
公園を臨むその敷地は地区内でもこれ以上ないといえる一等地。
そこに「振り返りたくなるような家を!」というクライアントの一声に応える計画だ。
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写真は無事上棟式を終え、我が家の骨格を前に立つクライアント夫妻。
気温2度。しかし熱い熱い会話が弾む上棟式だった。

徳井正樹
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# by rijim | 2008-01-27 16:32
2007年 12月 23日

照明位置

昨日は冬至。日が短くなると使用頻度が高まるのが照明器具。
実は選び方と取り付け位置、これがなかなか難しい。

住宅内の照明の目的は「必要な明るさの確保」に尽きる。
華美な演出はもちろん、暖かさや柔らかさを求めたとしても、
必要のない照明はやがて使われなくなり、それが企ての至らなさを象徴する。

そもそも照明器具に存在感などいらないと私は考える。
陽の高いうちは家人であっても、どこにあったか覚えていない程度がいいのだ。
そしてそれが灯る頃には器具は消え、あかりだけが浮かんでいる、、
なんて言うのが望ましい。
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写真は拙宅の階段上に吊るされたペンダント。
こいつには3つの役割が託されている。
段差移動への危険解除。居間食堂間を繋ぐ照明。
そして防犯をかねた常夜灯である。
それぞれの目的を満たすため、壁付や、天井付けがいいのか、
吊り下がるのならその高さは、、などなど。
結局それぞれに効率がよく電球交換も楽なこの位置に決まった。
照明一つでも、いろいろな思惑が交錯して設計は固まっていくから、
その仕事はムヅカシク手間がかかり、故に面白い。

徳井正樹
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# by rijim | 2007-12-23 09:26
2007年 12月 21日

瓦とトップライト

天井から差し込む陽の光は独特な雰囲気を持つ。
やはり、空から注がれるイメージからか「光に包まれている」という印象だろうか。
確かに基準法上でも窓からの光量よりも3倍のカウントだが、
単に明るいというだけでなく、壁を舐めてくる光の表情がいい。
しかもそれが四角い天窓ではなく、光のスリットだと特により効果的だ。
そこで問題は雨漏りへの心配である。
屋根に穴をあける訳だから素人+玄人問わずこの業界としての長年の課題でもある。
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写真は私たちが考案した瓦屋根でも美しく耐久性もあるトップライトだ。
屋根を切り裂いたような形状を実現するまでには時間を要したが、
これなら雨も雪も直ぐに流れ落ちるので心配ない。
現場は来春完成の熊谷の家。現場はまだまだ地道な作業が続いている。

徳井正樹
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# by rijim | 2007-12-21 06:07
2007年 12月 04日

リサイクル源流探検

 長らくのご無沙汰、大変失礼しました。
言い訳や挨拶もそこそこ、今日は午前に垣間みたびっくりを報告します。
---
 この時期、食事会やパーティーに忙しい紳士淑女も多いかと思うが、
今日は柄にも無く、その”残り物の行方”を追ってみた。
 場所は都心一等地の紀尾井町。
大小50のレストランを抱えるという大型ホテルで、
調理過程を含め膨大に出るだろう食材や花束等の生ゴミ。
これをどう処理しているのか?
、、、なんて実は今日まで真面目に考えもしなかったのだが、、、。

 このホテルで出る生ゴミは一日5トン!
それをここでは従業員への”徹底的な分別教育”によって
100%リサイクルしているそうだ。
まず食材等を専用機械で切り刻み、36分間攪拌する。
この段階で水分の大半は分離され、約1,5トンの固形物が残る。
これをさらに二日間を要して土のような粉末にする。
だが、その内部にはまだバクテリア等が残るため、
直接土壌に混ぜると発酵して熱を出し作物に悪影響を及ぼす。
そこで、この土状の粉末をホテルから専門業者に渡し、
2か月間かけて本物のたい肥にしてもらう。
今度はそれを契約農家に渡してホテルブランド米の栽培に利用する。
それが「従業員食堂のご飯」となって戻って来るのだそうだ。
 まさにこれ”食の循環システム”。これ以外にも、
一日約1000トンの厨房排水の半分以上を、
トイレ洗浄水などの”中水”として再利用するなど、
「やれるところは徹底的に取り組んだ。」と、普段は黒服の陰に隠れている
作業着のホテルマン技術者は誉れ高く語っていた。

 なぜそこまでやれたのか?
それは経済面での確かな効率性にあるようだ。
これらの取り組みを行う前、ゴミの処理費は年間3500万円。
このプラント投資が11000万円、それを3,7年で回収してしまったらしい。
さすが量が量だけに、その効率メリットも高いのかもしれない。


 では、我々の住宅分野ではどうか?
新エネルギー分野の話題は別の機会としても、
雨水利用などはそれに近いが、投資コストとその利用再利用範囲は
住宅だけにかなり限定されるため、出きればこの分野は一軒単位で無く、
集合住宅や分譲地などでは街区単位での取り組みが望ましいのかもしれない。
元々、暮らしを金銭で割算するようなことはそぐわないが、
まだまだこのゴミの世界、取り組み方向は無限に有りそうだ。

 今日熱く語っておられた言葉が印象に残る。
「ゴミは捨てる方の意志一つで命が決まる。」
 ならば我々は、暮らしのゴミがでる前の建設ゴミで実践すべきだ!
それは、材料指定であり、歩留まりであり、作業工程に基づいた設計から始まる。
必要な素材とその調達法をイメージできなければ
モノ、人、運搬に無意味な選別や移動が生まれ、その上に成り立つ創意工夫が削がれて
技ある技術者が育成に繋がるコスト(社会投資)が泡と消える。
 そのために不可欠なのは現場力!
素材の源流から住宅現場まで、現場作業とは、”何から初めて、何で終わるのか”を
知ることに尽きる。それにはそれぞれの現場を歩くしか無い。

だから現場は楽しいのである。

徳井正樹
---
この取材、実は日本女子大学の「児童学科 縦の会」のツアーに
同行させて戴いた賜物。
こんな部外者を参加させていただき、ありがとうございました。
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# by rijim | 2007-12-04 16:55
2007年 09月 27日

手づくり木造テラスハウス

写真は来週竣工するテラスハウスの内観だ。
居間+食堂の吹き抜けから2階の個室が繋がっている。
これ、群馬県太田市の中心部に建つ
6家族のための賃貸木造住宅。
床と天井はすべて無垢の板。
6軒全て異なる樹種の大黒柱+丸太梁の空間は、
とても賃貸とは思えない。
そろそろ入居募集が始まるらしい。
興味があれば、http://www.es-ok.jp/  まで。

徳井正樹
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# by rijim | 2007-09-27 14:14
2007年 09月 26日

35年目の大改修

先代が建てたRC住宅の全面改修がほぼ終わった。
柱とスラブ以外の全てを撤去して全くの新築を内部に作る。
ここまでの大改修は我々とてちょっとお目にかかれない。
クライアントの潔さがこの計画の真骨頂ある事は間違いない。
まずは玄関アプローチの写真比較。
外観は敢えてほとんど手を付けなかったが、
玄関位置を変えたので、印象は大きく変化している。
熟年をご夫妻が暮らすに相応しい落ち着きを現したつもりだが、
来客にも分かりやすい面構えになった。
内部の様変わりはこれから時よりここで紹介できればと思う。

徳井正樹file:///Users/tokuimasaki/Desktop/PICT0010%20%E3%81%AE%E3%82%B3%E3%83%92%E3%82%9A%E3%83%BC.JPG
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# by rijim | 2007-09-26 14:12
2007年 09月 25日

軽井沢6 竣工

漸く北軽山荘が完成した。
小さな家だが、家族3人ぐらいが十分に暮らせる広さ。
竣工した山荘とは異なるが、以前展覧会に出品したこの家の原型計画では、
目標コストを「10人集まれば1500万円!」とした。
一品生産のこの家の場合そこには届かなかったが、
ほど遠い開きでは無く室内漆喰+無垢材を使った家に仕上がった。

徳井正樹

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# by rijim | 2007-09-25 13:18
2007年 08月 28日

軽井沢5

ずっとずっと諦めていた画像アップが出来そうになり再開!

軽井沢の山荘がもう少しで竣工を迎える。
一辺7.2mの正方形に片流れの屋根。しかし南軒の出は2.7m。
子供が大人の傘に守られた様なデッキは、5mの軒高が気持ちいい。



これが欲しい人!、10人集まらないかな〜。(笑)

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# by rijim | 2007-08-28 08:39
2007年 08月 27日

干支タイル

今月竣工する家に”素敵な手技”が加わった。
群馬ユニットのメンバーで、陶芸家の坂下夫妻にお願いした干支タイルである。

建て主ご夫妻と3人の子供全員に甘楽町の工房「天蚕万花」にお越し願い、
坂下さんに直接お会い戴いて感じた5人の”らしさ”を、
手焼きの15cm角タイルに描かれた、
戌、羊、兎、猪の干支の図柄で現して頂いた。

約2ヶ月掛かり完成直前に届いたタイル。
ご夫妻の2枚は寝室の壁に埋め込まれ、
子供達の3枚は毎日上り下りする階段の壁に並べられた。

引渡当日には一足先に我が家を守りながら、主人達の引越を待っている。
多くの人を巻き込んだ手間ひま掛かったプロセスだが、
こんなところに「私の家と感じる幸せ」があればと願う。

徳井正樹
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# by rijim | 2007-08-27 17:39
2007年 06月 26日

軽井沢4

この夏は猛暑らしい。
ならば、この山荘は一年目から大活躍に違いない。
標高1000m、日中の高崎よりも6度は涼しい。
しかも、樹高20mを越える大樹の木陰に守られた環境は、
日常の雑事からの解放を約束してくれる。
そこに家族3人が週末をゆっくり過ごすための山荘が出来上がる。

あと一ヶ月余。
本当にこんな山荘が欲しいなあ。

徳井正樹

2便続けて写真が添付できない、、、なぜ?
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# by rijim | 2007-06-26 18:02
2007年 06月 19日

外壁色決め

現場が第四/四半期に入ると、いよいよ左官屋さんの登場だ。
木工事終了は、左官職にはキャンバスが出来上がること意味する。
つまり、塗り手のとっての仕事範囲、輪郭がはっきりする訳だ。
まず最初は乾燥による収縮亀裂が起きやすい大きな面の下地づくり。
当然、外壁となり、そこで繰り返されるのが現場での色決めだ。
仕上げ素材が同じでもその風合いに寄って準備する下地は異なる。
そこで色合いや表面処理の仕方をイメージしやすくするため、
建て主のために現場ごとに用意してもらう。毎回利用できる
経験範囲のサンプルを用意しておけばいいとも考えがちだが、
同じ工務店であっても職人次第で微妙にその肌合いは違ってくるので、
敢えて毎回新聞紙大の塗り見本を用意してもらい、
クライアントと一緒に必ず現場で決定している。
写真はその様子。右手の窓上に並んだ2つのサンプルを見上げながら
中央のご主人は色身自身を、左手の奥様は建物全体とのバランスを、
全神経を使ってその判断を思案しているのが、その背中から読み取れそうだ。
こんなシーンも家づくりのプロセスに欠かす事は出来無い。

徳井正樹
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# by rijim | 2007-06-19 16:43
2007年 06月 14日

家に百人

2週に渡った「高崎一日 家づくり学校」が終わった。
初日、玄関に並ぶ50足の靴を見た時は目を疑ったが、
二日間で100名の方々には概ね満足を頂いたかと、、。
急拵えのベンチを片付け、日頃のレイアウトに戻った頃には、
家族全員、疲れ切った表情。子供達にも協力の礼を伝えて今
地域人としての”今年のお役目”を務められと事にホッとしている。
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しかしながら、家に見知らぬ人が百人も来る家に暮す娘達は、
一体この年中行事をどう捉えているのだろう?
私の子供頃にはまだ親戚同士が泊まり合う事が珍しくなかったが、
近年は家に泊まるのはせいぜい親、祖父母ぐらい。
いや昨今は家に人が上がること自体、めっぽう少なくなった。
家を挟んだ人の往来が極端に少なくなった事は、
住宅の設計にも大きく影響し、その最たるものは外界からのシェルター化だ。驚く様な事件が身近になってしまった現代社会では、それは必要な要素だが、
人と人が出会い語らいながら”人を学んでいく場”として、
家はもう一度大いに働いてほしいと願う。

徳井正樹
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# by rijim | 2007-06-14 10:02