2007年 05月 14日
屋根瓦を通じての大親友、小林保さんの10年構想の夢が実現した。 500年の歴史を持ちながら昭和中期に事実上消滅した「達磨窯」の復活だ。 約40年前まで全国何処でも、屋根瓦は薪を使い土で築いた窯で焼かれていた。 高度経済成長とともに様々な背景が重なり、燃料は薪から重油、 そしてガスに変わり、窯は土からレンガや鋼製の変遷した。 その経緯は、是非「屋根舞台」のホームページを覗いてほしい。 とにかく、半世紀近くの間誰も見向きもしなかった瓦の窯を、 小林さんは、業界内部、行政、文化人、そして地域の人たちを巻き込み、 地元甘楽町の丘陵に10年の歳月を掛けて完成させた。 快晴の5/12(土)。その初窯式が盛大に行われ、その挨拶の中で 役人、職人、文化人ともに、小林さんの夢を共有した志が熱く語られた。 甘楽町長はじめ、各界の顔が並ぶ100人を越える祝賀会でも 経済や地位の序列を全く感じさせないその時間に満ちていたものは、 「地域文化への誇りと、その再認識」であったに違いない。 一人の男の夢が本人も想像だにしない広がりに育ち、 そのほんの一旦に協力できた事に感謝せずにはいられない。 徳井正樹
by rijim
| 2007-05-14 13:36
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