徳井正樹の「小坂山日記」

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2011年 03月 10日

伐りだし体験会3

伐り出し体験授業の3時間目は、マイ大黒柱を求めての山歩きだ。

標高1000mの稜線から少しくだった広葉樹の森は、
北斜面ながら明るく斜面も緩いので歩きやすい。
16名それぞれが迷子にならぬ範囲で
「自分ならこの樹を!」と大黒柱選定の疑似体験を楽しむ。
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私が見つけたのは4本株立ちのメグスリノキ。樹齢は70年というところか。
4本がほぼ真っ直ぐに伸びたこの樹なら、
大黒柱を軸とし、四方に腕が伸びるような梁を兄弟樹で組み上げることが出来そうだ。

参加者にも同じく「自由に選んでみては、、」と誘いを掛けたが、
なかなか、一人森の奥に入って、とは行かなかった。
「それはそう、、、」だ。
セミナーや見学会など1〜2回の予習をしたところで、
たとえ疑似体験とはいえ「我が家の大黒柱を探す」には予備知識が足らない。
 やはり山に来るまでには、
   1:自分が建てたい家のイメージを固め、
   2:基本構想が固まった図面を持ち、
   3:コスト感覚も踏まえた納得の上でこそ、
 腹を決めて自分の一本に的が絞れるという物だろう。
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とは言え、今日は体験会。
「大黒柱選びには心構えが必要だ」と言う気概を感じてもらう事が今日の目的だ。
雪の森ならばこその静寂と緊張感に包まれながら、この日一本に絞れなくとも
参加者16名が、「それぞれの大黒柱」をイメージ出来たなら、
林業家を巻き込んだこの企画を立ち上げた意味は十分にあったと考えている。

次回は最終回、「樹齢100年の大物に挑む」を伝えたい。

徳井正樹
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by rijim | 2011-03-10 14:56


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