2011年 02月 25日
先週の日曜日、マイ大黒柱de家づくりの第2弾。 拙作の見学住宅でトークショーを開いた。 「建て主に自分の家づくりの本音、思いの丈を話してもらう」のがその目的だ。 住宅とギャラリーが溶け合った建物を、くまなく見学して頂いた後、 当日の企画責任者となった設計者が、前座として ”建て主が如何にして家づくりに参加したか!” を振り返るスライド会を30分ほど行う。 その後、登壇したのは、 建て主、現場監督、瓦屋、工務店社長、そして設計者の私。 正直、本当に何の下打ち合わせは無く、 司会役の私が冒頭部分だけ考えた質問を各人に振り、 その意見、吐露された言葉を繋いでいこうと決めていた。 もちろんその誰もが、トークをショーにできるほど弁の立つ人物ではない。 壇上の面々にみなぎる緊張感。「何を話して良いやら」が顔に書いてある。 しかし、結果として停滞するどころか、 1時間半の緊張時間はあっと言う間に終わった。 それも会場全体が、爽やかな空気感の中で。 建て主が息を切って話された「判断の大切さ」の気持ちを共有していた。 その一部でもここに綴ってみたいのだが、話しというのは、一期一会。 活字に置き換えた瞬間に別の体を成してしまう。 ただ、その場で築一年、築2年の建て主が、 ほぼ飛び入りで、一年間、2年間の拙作での暮らし心地と 時間が経ったからこそ見てきた「家づくりでの勘所」を語ってくれたことが、 会場を一つの空気にしてくれたことは間違いない。 2家族の発言は、参加者にとって是非とも聞きたいところで、 かく言う私にとっても大変貴重な意見であった。 さて、明後日は一連の構想の総仕上げ。 大黒柱プロジェクトの第三弾!「大黒柱伐りだし体験会」の当日だ。 今のところ天候はまずまず。 樹齢100余の広葉樹を、参加者の目の前で切り倒す。 見学者に混じって、20代の若い夫婦が我が家づくりのため、それに挑戦する。 ぜひとも一生物の一本に巡り会って欲しい。 徳井正樹
by rijim
| 2011-02-25 16:12
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